設置時注意

 

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コンプレッサードレン処理装置ベビージョーカーの設置時の注意

■ベビージョーカーの設置時の注意について

 ベビージョーカーは、装置の前面に浮上油回収タンクがあり、比重差で浮いて

 油を回収する機能を持っています。

 お客様から「このタンクに油だけでなく、水も入ってくる」といったご質問が

 があり、水平はとれているし活性炭も目詰まりしている様子はないのになぜ?

 ということがまれにあります。

 

 お話を聞く中で、ベビージョーカーの入口に配管している中にエアータンクの

 ドレン水の経路があり、毎日一回バルブを開けて、送り込んでいることが原因

 となっていることが多いです。

 

 ベビージョーカーの処理フローは、常に装置内の水位が一定でありドレン水が

 送り込まれてくるとその分が押し出されるように活性炭を通過して処理水出口

 より排出され、水(一定水位)の上に浮上油(油油膜の層)が溜まってくると

 この浮上油回収タンクに油を回収するという流れになっています。

 

 流量が処理能力内だと問題はないのですが、一気にドレン水が流れ込んでくる

 と活性炭の抵抗もあって、流れ込んでくる量よりも排出される量が少なくなり

 その分が装置内の水位を上げ、これにより浮上油回収タンクに油だけでなく水

 が入ってくるということになります。

 

 解決するには、下図のように一度クッションタンクに貯め、出口にバルブなど

 を付けて、処理能力以内の流量がベビージョーカーに流入するようにしていた

 だければ解決すると思われます。

 これは、一日一回、バルブを開けて一気に流れ込んでくるときにしか起きない

 現象ですので、このような現象が起きた場合には参考にしてみてください。

 

 

■クッションタンクのイメージ-1              ■クッションタンクのイメージ-2

  

 

■他の要因としては

 @処理水の出口が何らかの原因によって塞がれたために、処理水が排出されずに

  装置内の水位が上がって水が入ってくる。

 →処理水のホースが側溝のフタに挟まれて排出できない。

 →処理水のホースがフォークリフトに踏まれていて排出できない。 など

 

 A油膜が入ってくる切り欠きの位置が低すぎるため、水まで一緒に入ってくる。

 →下図を見て調整をしてみてください。

 

 

 B設置時には水平を取っていたが、地震などのために水平位置がずれてしまった

  ため、装置が前傾して水が入ってくる。

 →いま一度水平を確認してください。

 

 Cドレン水に浮遊物が多く、この浮遊物が活性炭の上にある吸着材に張り付いて

  水の流れを悪くして、装置内の水位が上がって水が入ってくる。

 →吸着材を水洗いすれば解決する場合もありますが、活性炭の吸着能力が寿命の

  場合には交換してください。

 

 D活性炭の目詰まりによって装置内の水位が上がって水が入ってくる。

 →活性炭バッグを交換してください。

 


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